クレジットカードの仕組み
クレジット(CREDIT)という言葉は本来「信じること」
すなわち「信用」「信頼」という意味があります。
利用者がお店でショッピングや食事などをして、お金を払う代わりにサインをします。
そしてクレジットカード会社がそのお店に対して代金を立て替えて支払います。
その後、利用者はクレジットカード会社に対して代金を支払います。
カード会社とお店とは業務提携、
お店と利用者とは商品やサービスなどの売買契約、
利用者とカード会社とは会員規約
というように、「三者間契約」によってそれぞれが結びついています。
文字通り、利用者(カード会員)とお店(加盟店)とクレジットカード会社の間の
「信用」「信頼」によって成り立っているわけです。
では、それぞれのメリットとは何でしょう?
カード会社は、利用者の代わりに立て替え払いをすることで、
加盟店から手数料(利用代金の3%から7%)という収入を得ることができます。
加盟店は「今、現金を持っていないから買うのをやめておこう」
というような「売り逃がし」を減らすことができ、
たとえ手数料を払っても、売上げが増えることにつながるというメリットがあります。
利用者にとっては、手持ちの現金がなくても後払いで買い物ができたり、
ちょっと高額な商品でも分割払いにより購入することができたり、
利用実績によりポイントやマイレージを貯めて、
いろいろな特典やサービスを受けることができます。
クレジットカードというのはこのように、
カード会社、加盟店、利用者がそれぞれの「信用」「信頼」に基づいて契約を結び、
お互いにメリットを享受する、という仕組みになっているわけです。